ゴールデンウィーク

2011/04/27


まもなくGWが始まります。
5月3日~5日は、白秋生家のある沖端町では、
「水天宮祭り」があります。
祭りでは、掘割に舟舞台を浮かべ、芝居や別名「オランダ囃子」ともいわれる
水天宮囃子が奉納されます。

この「水天宮祭り」、白秋も詩集「思ひ出」の中に書いています。

水天宮の祭日となれば粋な町内の若い衆が紺の半被に棹さゝれて、
幕あひには笛や太鼓や三味線の囃子面白く、町を替ゆるたびに幕を
替え、日を替ゆるたびに歌舞伎の藝題もとり替えて、同じ水路を上下
すること三日三夜、・・・・
この騒ぎが静まれば柳河にはまたゆかしい蛍の時季が来る。
「わが生ひたち」より

白秋記念館は、GWももちろん開館。
5月7日(土)には、「朱欒の会」による歌と白秋詩歌の朗読
定期コンサート(11時30分~1時間程度)が行われます。
今年のGWは柳川で、水天宮祭り、そして白秋記念館を堪能してみては
いかがでしょうか。



全国に広がる白秋作詞の校歌、社歌

2011/04/19


4月に入り、入学式、入社式などを迎える人も多いのではないでしょうか。

この写真は母校である矢留小学校(柳川市)の校歌です。
北原白秋は、生涯に全国各地100もの校歌や58の社歌/団体歌、27の市町村歌を作詞しています。

記念館 白秋生家では、そのような白秋作詞による全国各地の校歌や社歌を展示、紹介しています。
あなたの母校、社歌ももしかしたら、白秋作詞によるものかもしれません。
ぜひ、確かめてみてはいかがでしょうか。

また、ホームページ内「白秋記念集」コーナーでは、晩年の北原白秋の写真を追加展示いたしました。
柳川に訪れた際の白秋。その姿を映した貴重な写真をぜひ、ご覧ください。



「北原白秋と團伊玖磨」展

2011/04/07


柳川市では、来る5月22日に柳川市民会館大ホールで、
『團 伊玖磨記念 合唱組曲 「筑後川」IN 柳川2011』
が催されます。

筑後川流域の合唱団と全国の『筑後川』ファンの合唱団のみなさん
およそ1000人が一同に会して、歌い継ぐ壮大なコンサート。
北原白秋生誕125年、「思ひ出」発刊100周年記念として行われます。

白秋記念館では、この催しと関連し、4月7日~5月22日まで、
「北原白秋と團伊玖磨」展を行います。

團伊玖磨は、大正13年(1924年)東京に生まれ,
若いころより北原白秋を敬愛し、白秋の故郷柳川を
訪れては、火野葦平、壇一雄らと交流を重ねました。

パネル展は、第1章~6章そして終章で構成。
白秋に対する思いや、曲作りの姿勢などさまざまなエピソードや写真を加え、
團伊玖磨氏の人物像にせまります。

また、今、北原白秋生家の中庭では、からたちの花が咲き始めました。
からたち(枳殻)はミカン科カラタチ属の落葉低木。

♪ からたちの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。♪

で始まる「からたちの花」は 作詞 北原白秋・作曲 山田耕筰です。
詩は、『赤い鳥』1924年(大正13年)7月号に掲載。童謡集『子供の村』
(1925年)に収録されましたが、その後、童謡集『月と胡桃』(1929年)にも
再録されています。
山田耕筰の作曲は、1925年1月10日、東中野でまとめられ『女性』
1925年5月号に発表。「セノオ・ヤマダ楽譜35」として出版されました。

見ごろは来週だと思われますので、来館の折には、ぜひご覧になってください。
皆様のお越しをお待ちしております。




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