6月の催し

2011/05/27


6月、白秋記念館で行われる催しをお知らせします。

6月4日・・・ 11時30分~
「朱欒の会」による歌と白秋詩歌の朗読(1時間程度)

また、記念館では白秋が書いた全国の校歌などを集めた「校歌展」を
引き続き展示、開催しています。

紫陽花の彩り豊かな6月の柳川。
白秋記念館に是非、ご来館ください。



朱欒の花

2011/05/20


北原白秋生家には、3本の朱欒(ざんぼあ)の木があります。
毎年いっぱいの花が咲き、実がなります。

今年も、いっぱいの花が咲いてさわやかな匂いが
しています。
そこで、白秋の「南の風の」という詩を紹介します。

南の風の吹くころは、
朱欒の花がにほひます。

朱欒の花の咲く夜さは、
空には白い天の川。

三つ星、 四つ星、 七つ星、
数へてゐたれば、つひ、眠むて。

つひつひ、とろりとねんねした。
そのまま朝までねんねした。

南の風の吹くころは、
朱欒の花がにほひます。

「赤い鳥」1921(大正10)年8月号に掲載。
草川信の作曲は9月号。童謡集「祭の笛」(1922年)
に収録。

白秋は「白秋童謡読本 五」(1931年)に、
『 朱欒の花は雷管のような形をしています。
白い花です。朱欒の木は、わたくしの町(筑後栁河)
ではどこの家の庭にもあります。わたくしの母は
肥後の南関ですが、その庭にも一本の大きな木がありました。」

と書いています。

また、生家中庭には、からたちの花が終わり実がなっています。
まだまだ青く、秋には、「まろいまろい金のたま」になると思います。

皆さまのご来館、お待ちしています。。




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