11月1～3日、毎年柳川では、白秋祭が開催されます。

このお祭りは、北原白秋が亡くなった11/2（昭和17年）を偲んだもので、
夕方から柳川のお堀でどんこ舟の水上パレードが盛大に行われます。

お堀のほとりでは、柳川の市民が中心になって太鼓や合唱など、
さまざまな催しを行い、お祭りを彩り、空には花火があがるなど
その世界は壮観です。

街じゅうが白秋一色になる「白秋祭」。

白秋記念館では、白秋の命日である11月2日を
無料で開放します。

ぜひ、お立ち寄りください。

『からたちの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。』

で始まる白秋の詩「からたちの花」は作曲家・山田耕筰が作曲しています。

この曲の３番は、

『からたちも秋はみのるよ。
まろいまろい金のたまだよ。』　とあります。

今、北原白秋生家の中庭のからたちの木には、
『まろいまろい金の玉』の実がいっぱいです。
今年は台風の被害もなく、例年より大きくいっぱい実をつけています。

柳川市では、10月9日～11日の三日間「おにぎえ」というお祭りがあります。
これは三柱神社の秋の祭礼で、文政9年（1826年）から続く伝統のあるお祭りです。
「囃子山車（はやしやま）通称：どろつくどん」や「踊り山車（おどりやま）」がハッピ姿の若者に引かれて町中に繰り出します。特に「どろつくどん」は県指定無形文化財です。
（詳しくは観光協会HPなどご覧ください）

この三柱神社に関しては、白秋の作品もあり、境内には歌碑も建っていますので、作品のひとつを紹介したいと思います。

三柱宮　水照繁なる　石段に　瑪瑙の小蟹　ささと音あり
（みはしらぐう　みでりしじなる　いしきだに　めのうのこがに　ささとおとあり）

10月も白秋記念館は、毎日開館しています。
みなさまのお越しをお待ちしています。